1.20 年度下期見通しと下期実績の比較
20 年度下期見通しと実績を比較すると、“上方修正”は製造業の2業種、“下方修正”は非製造業の2業種。
(1)上方修正の「アルミ建材」「建設機械」は、生産に回復傾向がうかがえることによる。
(2)下方修正の「自動車販売」は世界的な半導体不足による自動車メーカーの減産の影響、「温泉宿泊」は2回目の緊急事態宣言および GoTo トラベル停止の影響によるものである。
2.21 年度上期見通し
21 年度上期は8業種で改善の見通し。
(1)3業種が「曇り」から「薄日」へ改善見通し。
「建設機械」は国内需要の回復に加えコロナ禍等で減産となっている海外工場の代替生産の継続、「電子部品」はスマートフォンや5G関連向けの旺盛な需要、「建設」は好調な公共工事と民間工事の回復期待によるものである。
(2)そのほかの5業種はいずれも「雨」から「小雨」への改善であり、本格的な回復にはまだ時間がかかりそうである。